【活動報告】時代の節目を迎える未来の後輩に、とりあえずキットカットを託して来た

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こんにちは!大阪市立大学お役立ち(以下お役立ち)です。暖かくなったかと思いきや突然冬将軍が気まぐれを起こす今日この頃、皆さんお変わりないでしょうか。

 

今日は最近のお役立ちの最近の表立った地味~な活動報告と、その中で僕がぼんやりと考えてたことを書き落としていこうと思います。

 

 2月25日、お役立ちは見事冬将軍の気まぐれに直撃し、寒さに震えながら朝8時から杉本町駅に待機していました。何を隠そう当日は春の訪れを告げる風物詩、「平成30年度大阪市立大学前期入試」の当日でした。

お役立ちとして、潜在的な市大生となりうる学生達のお役に立ちたい!!という思いが芽生えるのは日が沈み夜が明けるくらい自然な成り行きでした。

朝6時に起床し、ドン・キホーテの袋いっぱいに詰まったキットカットを抱えて、受験生が通るであろう杉本町駅に赴いたわけです。

 

8時ごろ校門へ辿り着くと、既に人がちらほら。皆さんまだ校門空いてないのでは?というくらいには朝早いです…ていうか、

 

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受験生じゃない人 多!!!

 

受験生の応援をする、という大義名分を果たしに来た応援団の皆さんがいるのは察しがついていましたが、不動産関係の人とか、予備校の関係者の方々が群れをなし、その結果完全に花道ができていました。

 

花道といえば、市大では入学手続き・健康診断の新入生の登校日に、ビラを配るために各部活、サークルが8号館に続く門の入り口から花道を作っていましたが、廃止されることになりました。

この施策によってライバルが減ることを見越してビラを作る団体と身一つで新入生にダイレクトアタックを試みる団体の駆け引きが起こりそうで面白いですね。とにもかくにも大学の美化活動としてははいいアクションだなあと思います。

 

話が逸れましたが、今回お役立ちはゲリラ的に形成された花道の一角にポジションを取り、434個のキットカットを配りぬきました(他に配っている団体がいないのにキットカットを3枚携えた受験生が僕からキットカットをかすめとっていったような気もします)。皆さんどうぞ受かってください。

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とまあそんなこんなで我々がこれ以上なくピュアな自己満足に浸る一方で僕はふと別のことを考えていました。

 

「市大の門をくぐる学生はこれからどんな学生生活を送っていくのだろう?」

 

春休みに突入し、各々が悠々自適な休みを過ごしていたところに目を見張るような知らせが飛び込んできました。以前から騒がれていた「公立大学法人大阪市立大学大阪府立大学の新設合併に関する議案等」が2月23日、遂に大阪市会で可決され、新設される大学法人が両大学を運営していくことが決まりました。

 

2016年9月に大阪市立大学大阪府立大学の両理事長が初めてに副都市推進会議に招聘されてから約1年半、両大学の統合は常に大阪都構想におけるメイントピックとして取り沙汰されてきました。

引用まみれのエントリになってしまうのでここでは詳しい流れは割愛しますが、ざっと市会・府議会の議事録を眺めていて思ったことは

「一連の流れの主語は大学でも学生でもない」

ということです。

 

いわゆる統合反対派が「推進派に具体性がない」という具体性のない意見に終始しているのも、少なくとも公式でリリースされている議事録を見る限りでは、今のところ本当に推進派に大学の改革を行う必然性や明確な根拠が無いからではないか、と考えます。(新キャンパスの候補地に「森ノ宮」というワードが出てきた部分くらい?)

 

物事が始まるときに推進派と勢力を二分する反対派が現れるのは政治だけでなく世の常ですが、史上類を見ない今回の一件において、この「大学の統合の是非」の二律背反の側面が独り歩きし、「大学統合」が大阪都構想という壮大なコンテンツの中の一つとして「消費」されてしまうような、そんな印象が拭えません(両大学の行政からの運営交付金が増える目算は無さそう)。

 

では、我々学生ができることは何か。

 

両大学の学長が統合に際し繰り返し使っていた「ステークホルダー(利害関係者)」という言葉。統合賛成派、反対派、興味ない派関係なく、一大学生である僕たちが紛れもない「ステークホルダー」であり続けるために求められるのは

 

・自分たちが求めるものを想像すること

・言葉にして発信し続けること

・自由と責任の下 行動してみること

 

ではないのかなと思います。全くもって具体性がありませんね。

しかし「学生の声」は、文脈は何であれ、具体的なモノとして受け取られます。実際学生に責任なんてあってないようなものですし(大学生万歳!)。

統合の第一段階「法人統合」は2019年4月。他でもない「自分が」住みよい大学にせんとする若武者が1人でも多く現れることを、老婆心ながら願ってやみません。

 

まとめ

・受験生に沢山キットカット配った

キットカット配ってたら弊大学への郷愁が芽生えてきた

・大学側の主語を伴った行動が統合の是非を決める

・そのためには学生の声と行動が欠かせない

 

あ、キットカットを一緒に配ってくれた市大生のお二方、ありがとうございました。 中の人はキットカットを3枚つまみ食いしたので配ったキットカットは431枚です、就活頑張ります。

 

大阪市立大学の統合問題を考える会

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